朝、
妹と超早起きしまして、
いざ、ちゃっちゃか
いや、そう着慣れている訳でもないもんで
多少はもたもたしつつ
まぁなんとか自分で
着物に袖をば通しまして、いざ出動。
7時20分。はやっ。

ガオーーーー。
と、出かけてみましたのは、
はい、
建仁寺の
四頭茶会。
はい、
喫茶の習慣を伝えた茶祖
栄西さんのお誕生日会、
いや、開山降誕会です。
京都茶の湯EXPOです。

はい、
流派もなし
なんにもちっとも知らないのに
お茶がちょっと楽しいだけの私が
うかうか参加してまいりました。

まずは本席の受付をするのだ!と
早朝から乗り込んでみたものの、
やはり本気度が違うのか
若干の乗り遅れ感でのスタート、
先行き不安でしたが、

運良くスイスイと
法要も覗かせていただきまして、
その後は
待合で親切に面倒を見てくださる
茶の心得のある東京からのグループに出会って
「こっちがいい席なのよ。
後ろにいらっしゃい。」なんて仲良く混ぜていただいて、
写真はありませんけれども、
4人の僧が36人の客に
一気にお茶を振る舞うという
独特の作法の本席にまずは楽しく参加。
調子に乗りまして、

裏千家の席に参加。
待ち時間は
「若いのにえらいわねぇ。」と褒められたり、
「流派は?」と問われ行き詰まりつつも
茶道の心得のある方と会話をなんとか楽しみつつ、
いざ席につくと
まわりに親切な人もおらずで
突如、作法の必要性を実感するのですが、
時既に遅しで、
多少間違えてめげつつ無事乗り越えました。

お道具の拝見なんて
あれはいい感じだな高そうだなとか
「ふーん。」「へぇ~。」ばっかりなのですが、
はじめて
清右衛門さんの釜が
実際に使われてるのを見て
それだけ意味もなく興奮しました。
いろんな人が聞かはる度に
「今の大西の作です。」と答えたはって
決して清右衛門って言わはらへんのにも
たぶんなんかあるんでしょね。うんうん。

まぁ、誰にも責められないのですが、
前日の軽い勉強が活かせなかったことに
「やっぱ間違っちゃうよねぇ」と
とても個人的に反省しながら番茶席。
祇園辻利さんの
ほうじ茶と抹茶クリームサンド。
ここは毎年、チケットを持たずとも
接待を受けれる席だそうですから、
修学旅行生なんかもお茶してます。
来年、4月20日に通りがかった方
通りがかれそうな方
忘れなかったら
どうぞぜひ。

で、お昼ごはん。精進のお弁当。点心。
なんだかよく来た事あるような場所だから
ここは落ち着くねぇと、のんびりと。
ぼやぁ~っと。
で、ぼやぁ~っと午後の部
再スタートはまた番茶席からはじめまして、
いざ表千家の席へ。

前のおばさんは
たぶんフロム九州地方で
紫の風呂敷でつつまれた
正座対策兼荷物入れの特製椅子で待たれていました。
お正客のグループになられましたから
茶の心得充分でやってこられたグループと見ました。
やっぱりどこに行っても
待ち時間、待ち時間な訳ですが、
聞こえる言葉があちこちの言葉で
実際あちこちの茶の湯ファンの様子で
おもしろいです。
そして、待ってる間は正座正座だもんで
正座が大変な人は大変ですね。

裏千家の席での反省が活きまして
空いてきていたことで場の空気も穏やかで
表千家の席には
とても自己満足に楽しく参加でした。
それにしても
お坊さんも
茶の湯の先生も
めちゃえらいっぽい人はみんな男の人なのに
参加者は女性ばっかりでなんだか不思議です。
裏千家の席では
男性の方のがお茶を運んでこられましたが、
表千家の席では
女性の方が多くお茶を運んでられました。

お洋服の人もけっこういはるのですが、
お茶の席だからとの気遣いで
みなさん白いソックスだけ履かれてたりで
網タイツの上から黒いストッキングの上から
まぶしい白いソックスとか
なんだかちょっと
ソックスだけ浮き上がって
その気遣いが分かるけど
見た目おもしろいです。
ミドリ電気みたいです。
見た目で初心者はすぐばれると
前の日読んだ本に書いていましたが、
どっしり参加してしまってるからなのか
見た目だけは
茶の心得が充分あるように見えるらしいようで
そんな扱いを受けるのですが、
ありがたいやら困るやらでした。
実は付け焼刃な勉強どおり作法もできてなくて
「あちゃー。間違えてもうたっ。」
と一人で心の中であせってはいるのですが
それもばれていない様子でした。
いろいろ人も教えてくれるし
間違えても誰もなんにも責めてこないし
大寄せの会だから
EXPOだから
何の問題もなく楽しめました。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
を目指したいですが、
そんな訳にはいかないものです。
牡丹と芍薬の見分けは
木と草ですが難しいです。
建仁寺も今見頃でした。
ぼんやりしてたら
煎茶席には参加できずで
お菓子だけいただいて
夕方までに帰ってきました。

着物はちゃちゃちゃーーっと
すぐさま全部シュルシュル脱ぎまして、
ジーパンに履き替えまして、
持ち帰った煎茶の席のお菓子で
母が「家元お茶をお願いします。」と言うので
母にお茶を立てました。
私は「はいはい。わかりました。
今日はいつもよりうまく入れれる気がします。」
「どうぞ」
「おいしいねぇ。」と飲んでいただきまして、
「さて、野菜カレー作ろうか。」なんて、
流派なし。相変わらず流。いつもの晩。
でも、
四頭茶会もほぼそんな感じでした。
流派なんてあってないというか。
特別なんだけど
茶祖栄西さんの誕生日だから難しくないというか。
ま、
そんなことおまえが言うなよ
だとは思うのですがね。
山登りの遠足みたいな感じというか、
一大お茶イベントを楽しみに集まった人が
建仁寺の山内を一日中うろうろうろうろ
知ってるも知らないも関係なく
なぜだか
「こんにちは」とか「お先に」とか
いろんな話をしたりだとかね。
私みたいにお茶を知らない人も
楽しく混ざれるお茶EXPOでしたよ。
たまに着物を着れて
楽しめる機会ってのはいいもんですよね。
なかなか着物大変ですけどね。

池には入ってはいけません。

というのに、ぼんやりしているサギ。
鳥やし当然ですけどね。
特別賑やかなこんな日に暢気なもんですね。
でも、そんな気持ちでした。
入ったらいけませんみたいな線が
ありそうに見えたお茶の世界に
エイヤーと飛び込んだら
意外と暢気にチャチャチャ♪で
お茶を楽しめた一日でした。
栄西さん、おおきに。
物知らずな私達の面倒をみていただいたみなさん、
ほんまにおおきに。
あー。おもしろかった。
ぜいたくでした。
また、がんばりましょ。
ええ。
ええ。